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御陣乗太鼓実演
御陣乗太鼓(ごじんじょだいこ)は、輪島市の名舟町で伝承される陣太鼓で、石川県無形文化財に指定されています。輪島キリコ会館で無料の実演が行われます。
●御陣乗太鼓のいわれ
天正4年(西暦1576年)、現在の珠洲市三崎町に上陸した上杉勢は、各地を平定し天正5年、破竹の勢いで名舟村へ押し寄せて来ました。武器らしいものがない村人達は、鍬や鎌で打ち向かったがさんざんな負け戦でした。そのような時、村の古老の指図に従い、樹の皮をもって仮面を作り、海藻を頭髪とし、太鼓を打ちならしつつ、上杉勢に逆襲し、戦いを勝利に導いたといわれています。
この戦勝は舳倉島の奥津姫神の御神威によるものとし、毎年、奥津姫神社の大祭(名舟大祭・7月31日夜から8月1日)に仮面を被り、太鼓を打ち鳴らしながら、神輿渡御の先駆をつとめ、氏神への感謝を捧げる習わしとなって現在に至ります。
始めはゆっくり、次第に早く、最後はもっとも早く、即ち『序・破・急』の三段で打ち切り、各自が自由な形で見えを切り、面に応じ、個性を生かした芸を入れるのが御陣乗太鼓の見どころであり、聞きどころです。
御陣乗太鼓無料実演
【時間】20時30分~20時50分
【場所】輪島市マリンタウン6-1 輪島キリコ会館もてなし広場
【問合せ先】輪島キリコ会館 TEL 0768-22-7100
- 開催日:2023年4月29日(土・祝)~10月9日(月・祝)の土日など
- 開催場所:輪島キリコ会館